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【書籍】アステリオス・ポリプ
¥6,380
50才の建築科教授が生まれ変わるための旅に出る グラフィックノベル史に燦然と輝く傑作 アステリオス・ポリプはニューヨークの大学で教鞭をとりつつ、「ペーパー・アーキテクト(設計図だけの建築家)」として名を馳せた著名な(元)建築学教授。 彼は妻のハナと別れてからというもの、過去の幸せだった日々を振り返るだけの無気力な生活を送っている。 50才の誕生日を迎えた夜、彼が住む建物で大規模な火災が発生する。 彼は大慌てで思い出の品をいくつか手に取ると、ほうほうの体で自宅を飛び出す。 それは彼が過去を見つめ直し、人生をもう一度やり直すための第一歩だった。 二項対立に囚われたアステリオスの数奇な運命を語るのは、彼の死んだはずの双子の兄弟。 物語は建築・美術・音楽・演劇・文学・哲学などの要素を散りばめつつ、20世紀から21世紀へと向かうアメリカの歩みと共振し、公民権運動やベトナム戦争や9.11同時多発テロといった歴史的事件と邂逅する。 完成まで約10 年の歳月を費やし、出版後はアイズナー賞3部門とハーヴェイ賞3 部門を初め、多くの賞に輝いたアメリカ発のグラフィックノベルのひとつの頂点。世界のさまざまな言語に翻訳され、15年にもわたって日本語版が待望されていた傑作がここについに翻訳! 作:デイヴィッド・マッツケーリ(David Mazzucchelli ) デイヴィッド・マッツケーリは、1960年生まれのマンハッタン在住のコミックアーティスト。1980 年代からフランク・ミラーと共同制作を行い、マーベル・コミックスの『デアデビル: ボーン・アゲイン』(秋友克也訳、ヴィレッジブックス)や、DCコミックの『バットマン:イヤーワン/イヤーツー』(秋友克也・石川祐人訳、ヴィレッジブックス)で大きく評価される。1990年代になると、ヒーローコミックから距離を置いて個人的な創作に打ち込み、妻のリッチモンド・ルイスと共にコミックアンソロジー『ラバー・ブランケット』を編集・出版する。1994 年には、小説家ポール・オースターの同名小説をグラフィックノベル化した『シティ・オブ・グラス』(森田由美子訳、講談社)で新境地を開拓する。そして2009年、約10年の歳月を費やしたオリジナル長編グラフィックノベル『アステリオス・ポリプ』で、アイズナー賞3 部門とハーヴェイ賞3 部門を含めた多くの賞を受けた。 2022 年には、コミックス文化への生涯の功績が称えられ、アイズナー賞の殿堂入りアーティストに名を連ねた。 発起人・翻訳:矢倉喬士(やぐらたかし) 大阪大学で現代アメリカ文学を研究。 小説家ドン・デリーロの作品を扱った博士論文を執筆後、小説、映画、グラフィックノベル、ドラマ、ビデオゲームなどを対象に現代アメリカを多角的に考察している。 共著に『現代アメリカ文学ポップコーン大盛』(2020年、書肆侃侃房)、共訳にタナハシ・コーツ『僕の大統領は黒人だった』(2020年、慶應義塾大学出版会)がある。 翻訳:はせがわ なお 読書愛好家の会社員。 東京都出身。 大学で英米文学を学ぶ。 未 邦訳書籍を紹介するブログ「#わたしだけのブッククラブ」と、友人 とやっているポッドキャスト「#それにつけてもファンガール」を更新中。 現在はとりわけアジア系アメリカ人文学に興味を持っている。最近注目している作家はCathy Park HongとKatie Kitamura。 《書籍の詳細について》 http://thousandsofbooks.jp/project/asteriospolyp/ 《書籍のお届けについて》 ご注文が確定してから3営業日以内に発送します。 《この書籍について》 書名: アステリオス・ポリプ 作:デイヴィッド・マッツケーリ 訳:矢倉喬士、はせがわなお 仕様:A4変形版/上製本/344ページ/4色 発行年: 2024年9月 ジャンル: 外国文学/グラフィックノベル ISBN:978-4-909125-51-4
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【書籍】ジェンダークィア
¥3,520
【 試し読み公開中:https://hanmoto.tameshiyo.me/9784909125545 】 女の子にもなりたくないし、男の子にもなりたくない。 私はただ、自分自身でいたい。 クィア、ノンバイナリーのコミック作家マイア・コベイブの自叙伝。 自身の生い立ち。幼少期から思春期で過ごした環境、そして、青年期にかけてクィアをテーマにした音楽や漫画、ファンタジー作品と出会い、自身の性のあり方に向き合い出すことで、生まれた、気づき、葛藤、戸惑いを丁寧に描く。 ひとりの人間の、ありのままの記録。 成長の過程で経験する身体の変化や、家族や身近な人たちとの関わり合いや、多様なジェンダーのあり方の実践する人たちとの対話を重ねていく中で、自らのジェンダーやセクシュアリティのあり方をどのように表現したら良いのかを模索し、「彼」および「彼女」の二元論に巻き込まれてしまう人称代名詞に対して違和感を抱き、「ノンバイナリー ・ジェンダー」というジェンダー自認を持つにいたっています。 マイアにとって初の長編作品となる本作は、ノンバイナリー ・ジェンダーとして生きる人の等身大の姿と経験を映し出しており、性別二元論の枠組みを窮屈に感じる人、社会の中で強制されるジェンダー規範に対して違和感を抱く人、自分自身のあり方を偽らずに生きたいと願う人の心に共鳴する要素に充ちています。 2020年 アメリカ図書館協会 アレックス賞受賞 2020年 ストーンウォール図書賞名誉賞(ノンフィクション部門)受賞 著:マイア・コベイブ(Maia Kobabe) アメリカのコミック作家。クィア、ノンバイナリー・ジェンダー、そして無性愛者。カリフォルニア美術大学のコミック専攻で修士号を取得。アイデンティティ、セクシュアリティ、反ファシズム、お伽話、ホームシックをテーマとした作品を手がける。『Gender Queer: A Memoir(ジェンダー・クィア 私として生きてきた日々)』はコベイブ初の長編作品で、2020年にアメリカ図書館協会の一部門であるヤングアダルト図書館サービス協会アレックス賞(12歳から18歳のヤングアダルトにとりわけ好まれる成人向け書籍10冊に贈られる賞)、ストーンウォール賞(LGBTQに関する優れた英語圏の作品対象)イスラエル・フィッシュマン・ノンフィクション部門名誉賞を受賞。 HP:https://redgoldsparkspress.com Instagram:@redgoldsparks 訳:小林美香(こばやし・みか) 写真・ジェンダー表象研究。大学や各種学校で教鞭をとるほかに、国内外の雑誌などへの寄稿や編集、翻訳などを手がける。展覧会、ワークショップの企画や、写真で制作活動を行う人を対象としてコンサルティングを手がけている。著書に『ジェンダー目線の広告観察』(現代書館、2023年)など。 Twitter:@marebitoedition Instagram:@mika__kobayashi 《書籍の詳細について》 http://thousandsofbooks.jp/project/genderqueer/ 《書籍のお届けについて》 ご注文が確定してから3営業日以内に発送します。 《この書籍について》 書名:ジェンダー・クィア 私として生きてきた日々 作:マイア・コベイブ 訳:小林美香 仕様:A5変形版/並製本/256ページ/4色 発行年:2024年9月 ジャンル:外国文学/グラフィックノベル ISBN:978-4-909125-54-5
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【電子書籍】ジェンダークィア
¥2,860
【 試し読み公開中:https://hanmoto.tameshiyo.me/9784909125545 】 《電子書籍のお届けについて》 PDFファイルでの納品となります。 購入された方には電子書籍ダウンロード用のリンクをメールでお送りいたします。リンクをクリックすると画像認証のページが立ち上がりますので、画像に表示されている文字をフォームに入力し、ファイルをダウンロードしてください。 メールはご注文が確定してから3営業日以内にお送りします。 《電子書籍の読み方について》 当サイトで販売している電子書籍ファイルは、パソコンやスマートフォン、電子書籍専用端末などお好きな端末の電子書籍リーダーアプリでご覧いただけます。 くわしくはこちらをご覧ください。 http://thousandsofbooks.jp/faq/#ebook 女の子にもなりたくないし、男の子にもなりたくない。 私はただ、自分自身でいたい。 クィア、ノンバイナリーのコミック作家マイア・コベイブの自叙伝。 自身の生い立ち。幼少期から思春期で過ごした環境、そして、青年期にかけてクィアをテーマにした音楽や漫画、ファンタジー作品と出会い、自身の性のあり方に向き合い出すことで、生まれた、気づき、葛藤、戸惑いを丁寧に描く。 ひとりの人間の、ありのままの記録。 成長の過程で経験する身体の変化や、家族や身近な人たちとの関わり合いや、多様なジェンダーのあり方の実践する人たちとの対話を重ねていく中で、自らのジェンダーやセクシュアリティのあり方をどのように表現したら良いのかを模索し、「彼」および「彼女」の二元論に巻き込まれてしまう人称代名詞に対して違和感を抱き、「ノンバイナリー ・ジェンダー」というジェンダー自認を持つにいたっています。 マイアにとって初の長編作品となる本作は、ノンバイナリー ・ジェンダーとして生きる人の等身大の姿と経験を映し出しており、性別二元論の枠組みを窮屈に感じる人、社会の中で強制されるジェンダー規範に対して違和感を抱く人、自分自身のあり方を偽らずに生きたいと願う人の心に共鳴する要素に充ちています。 2020年 アメリカ図書館協会 アレックス賞受賞 2020年 ストーンウォール図書賞名誉賞(ノンフィクション部門)受賞 著:マイア・コベイブ(Maia Kobabe) アメリカのコミック作家。クィア、ノンバイナリー・ジェンダー、そして無性愛者。カリフォルニア美術大学のコミック専攻で修士号を取得。アイデンティティ、セクシュアリティ、反ファシズム、お伽話、ホームシックをテーマとした作品を手がける。『Gender Queer: A Memoir(ジェンダー・クィア 私として生きてきた日々)』はコベイブ初の長編作品で、2020年にアメリカ図書館協会の一部門であるヤングアダルト図書館サービス協会アレックス賞(12歳から18歳のヤングアダルトにとりわけ好まれる成人向け書籍10冊に贈られる賞)、ストーンウォール賞(LGBTQに関する優れた英語圏の作品対象)イスラエル・フィッシュマン・ノンフィクション部門名誉賞を受賞。 HP:https://redgoldsparkspress.com Instagram:@redgoldsparks 訳:小林美香(こばやし・みか) 写真・ジェンダー表象研究。大学や各種学校で教鞭をとるほかに、国内外の雑誌などへの寄稿や編集、翻訳などを手がける。展覧会、ワークショップの企画や、写真で制作活動を行う人を対象としてコンサルティングを手がけている。著書に『ジェンダー目線の広告観察』(現代書館、2023年)など。 Twitter:@marebitoedition Instagram:@mika__kobayashi 《書籍の詳細について》 http://thousandsofbooks.jp/project/genderqueer/ 《書籍のお届けについて》 電子書籍ダウンロード用リンクのメールはご注文が確定してから3営業日以内にお送りします。 《この書籍について》 書名:ジェンダー・クィア 私として生きてきた日々 作:マイア・コベイブ 訳:小林美香 仕様:A5変形版/並製本/256ページ/4色 発行年:2024年9月 ジャンル:外国文学/グラフィックノベル ISBN:978-4-909125-54-5
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【書籍】トンネル
¥3,520
【 試し読み公開中:https://hanmoto9.tameshiyo.me/9784909125521 】 イスラエルとパレスチナの地下トンネルで鉢合わせた2つの民族 失われた契約の箱を求めて 主人公ニリは、幼い頃、考古学者の父親を手伝い、幻の「契約の箱」探しに従事したが、民衆蜂起(インティファーダ)が勃発し、世紀の発見をする機会を逃してしまった。 それから長い年月が経ったある日、ひょんなことから、かつて父が所有していた「契約の箱」のありかを示す石板が、父のライバルである大学教授のラフィに売りに出されることが判明する。ニリはラフィより先に「契約の箱」を見つけ、父が実現できなかった「契約の箱」発掘をなしとげようと決意するが——。 長い受難の歴史の上に成り立ち、今なお紛争の舞台となっているイスラエル・パレスチナの地下に輻輳するいくつものトンネルをめぐる冒険譚。両民族の対立の奥底に存在するつながりを示唆するイスラエルを代表する漫画作家ルトゥ・モダンのグラフィックノベル本邦初邦訳。 著:ルトゥ・モダン(Rutu Modan) 1966年イスラエル、テルアビブ生まれ。ベッツァレール・アート・デザイン・アカデミーを卒業。イスラエルや欧米の著名な雑誌や新聞にイラストやマンガを掲載する他、絵本やグラフィックノベルも出版する。2008年に『Exit Wounds(エグジット・ウンズ)』が、2013年には『Property(プロパティ)』が、アメリカで権威のあるウィル・アイズナー賞を受賞。今回の『トンネル』は2022年にアングレーム国際漫画祭公式セレクションにノミネート。彼女の作品は、世界で15か国語に翻訳・出版されている。ベッツァレール・アート・デザイン・アカデミーで教鞭も取る。 訳:バヴア 井川アティアス翔と戸澤典子がイスラエル・テルアビブをベースに活動するグラフィックノベル制作ユニット。井川はアメリカのイースタン・メノナイト大学で紛争解決の修士課程を修了、現在はイスラエルの公立高校で英語を教えている。戸澤は東京大学大学院総合文化研究科博士課程に在籍、移民の研究を行っている。著書に『誰も知らないイスラエル:「究極の移民国家」を生きる』(花伝社)がある。「ISRAERUウェブマガジン」に「グラフィックノベルで綴るイスラエル」という連載を掲載。現在、日本にルーツを持つ移民の物語を製作中。 《書籍の詳細について》 http://thousandsofbooks.jp/project/tunnels/ 《書籍のお届けについて》 ご注文が確定してから3営業日以内に発送します。 《この書籍について》 書名:トンネル 作:ルトゥ・モダン 訳:バヴア 発行年:2024年7月 仕様:B5変形版/並製本/280ページ/4色 ジャンル:外国文学/グラフィックノベル ISBN:978-4-909125-52-1
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【電子書籍】トンネル
¥2,750
【 試し読み公開中:https://hanmoto9.tameshiyo.me/9784909125521 】 《電子書籍のお届けについて》 PDFファイルでの納品となります。 購入された方には電子書籍ダウンロード用のリンクをメールでお送りいたします。リンクをクリックすると画像認証のページが立ち上がりますので、画像に表示されている文字をフォームに入力し、ファイルをダウンロードしてください。 メールはご注文が確定してから3営業日以内にお送りします。 《電子書籍の読み方について》 当サイトで販売している電子書籍ファイルは、パソコンやスマートフォン、電子書籍専用端末などお好きな端末の電子書籍リーダーアプリでご覧いただけます。 くわしくはこちらをご覧ください。 http://thousandsofbooks.jp/faq/#ebook イスラエルとパレスチナの地下トンネルで鉢合わせた2つの民族 失われた契約の箱を求めて 主人公ニリは、幼い頃、考古学者の父親を手伝い、幻の「契約の箱」探しに従事したが、民衆蜂起(インティファーダ)が勃発し、世紀の発見をする機会を逃してしまった。 それから長い年月が経ったある日、ひょんなことから、かつて父が所有していた「契約の箱」のありかを示す石板が、父のライバルである大学教授のラフィに売りに出されることが判明する。ニリはラフィより先に「契約の箱」を見つけ、父が実現できなかった「契約の箱」発掘をなしとげようと決意するが——。 長い受難の歴史の上に成り立ち、今なお紛争の舞台となっているイスラエル・パレスチナの地下に輻輳するいくつものトンネルをめぐる冒険譚。両民族の対立の奥底に存在するつながりを示唆するイスラエルを代表する漫画作家ルトゥ・モダンのグラフィックノベル本邦初邦訳。 著:ルトゥ・モダン(Rutu Modan) 1966年イスラエル、テルアビブ生まれ。ベッツァレール・アート・デザイン・アカデミーを卒業。イスラエルや欧米の著名な雑誌や新聞にイラストやマンガを掲載する他、絵本やグラフィックノベルも出版する。2008年に『Exit Wounds(エグジット・ウンズ)』が、2013年には『Property(プロパティ)』が、アメリカで権威のあるウィル・アイズナー賞を受賞。今回の『トンネル』は2022年にアングレーム国際漫画祭公式セレクションにノミネート。彼女の作品は、世界で15か国語に翻訳・出版されている。ベッツァレール・アート・デザイン・アカデミーで教鞭も取る。 訳:バヴア 井川アティアス翔と戸澤典子がイスラエル・テルアビブをベースに活動するグラフィックノベル制作ユニット。井川はアメリカのイースタン・メノナイト大学で紛争解決の修士課程を修了、現在はイスラエルの公立高校で英語を教えている。戸澤は東京大学大学院総合文化研究科博士課程に在籍、移民の研究を行っている。著書に『誰も知らないイスラエル:「究極の移民国家」を生きる』(花伝社)がある。「ISRAERUウェブマガジン」に「グラフィックノベルで綴るイスラエル」という連載を掲載。現在、日本にルーツを持つ移民の物語を製作中。 《書籍の詳細について》 http://thousandsofbooks.jp/project/tunnels/ 《書籍のお届けについて》 電子書籍ダウンロード用リンクのメールはご注文が確定してから3営業日以内にお送りします。 《この書籍について》 書名:トンネル 作:ルトゥ・モダン 訳:バヴア 発行年:2024年7月 仕様:B5変形版/並製本/280ページ/4色 ジャンル:外国文学/グラフィックノベル ISBN:978-4-909125-52-1
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【書籍】ターラの夢見た家族生活
¥3,300
【 試し読み公開中:https://hanmoto.tameshiyo.me/9784909125477 】 「子どもがまんなか」&「家族まるごと」 支えて育てる社会のかたち ソーシャルワーカー、教育・保育・社会的養護関係者、地域で子どもと家族を支える方々……「日本の子どもたちのために何ができるのか」に取り組む全てのひとへ。ヒントと勇気がもらえる! フランスの子育て支援漫画。精神疾患のある母と暮らす小学生のターラと、親子を支える在宅教育支援デデュケーター、パボの日常。 フランスのソーシャルワーカー専門誌ASHで連載中の人気漫画『ターラの夢見た家族生活(LA VIE REVÉE DE TARA KABÉ)』第1〜第3巻を収録。 著:PAVO(パボ) 1974年リヨン生まれ。高校の歴史教師をしたのち2001年エデュケーター専門学校に入学。2001年から2009年までパリの児童保護施設にて、2009年から2019年までパリ近郊の在宅教育支援機関にて働く。子どもに「窓ガラスを割る代わりにその怒りを絵にして皆を笑わせよう」と提案し子どもたちと絵を描いた。同時に2007年から2019年まではエデュケーター養成学校の講師として人気を博す。エデュケーターという仕事の価値と、「子どもは支えられたらたくましく育つことができる」ことをターラを通して描くこの漫画はフランスのソーシャルワーカー専門誌ASHにて2019年に連載開始、雑誌の表紙の絵も手がける。現在は年20回ほど学会やエデュケーターの全国大会で議論の内容を即席で絵にして会場を沸かせる。中高生の3人の娘とパートナーと暮らす。 訳:安發明子(あわ・あきこ) 1981年鹿児島生まれ。2005年一橋大学社会学部卒、2018年フランス国立社会科学高等研究院健康社会政策学修士、2019年フランス国立社会科学高等研究院社会学修士 フランス子ども家庭福祉研究者。1981年鹿児島県生まれ。首都圏で生活保護ワーカーとして働いたのち2011年渡仏。フランスの子ども家庭福祉分野の調査をしながら日本へ発信を続けている。すべての子どもたちがしあわせな子ども時代を過ごし、チャンスがある社会をめざして活動している。代表的な著作に『一人ひとりに届ける福祉が支える フランスの子どもの育ちと家族』(かもがわ出版、2023年)がある。 www.akikoawa.com 《書籍の詳細について》 http://thousandsofbooks.jp/project/tara/ 《書籍のお届けについて》 ご注文が確定してから3営業日以内に発送します。 《この書籍について》 書名: ターラの夢見た家族生活 親子をまるごと支えるフランスの在宅教育支援 著:パボ 訳:安發明子 発行年:2024年2月 仕様:A4変形判/並製本/176ページ/4色 ジャンル:単行本・社会福祉・子育て ISBN:978-4-909125-47-7
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【電子書籍】ターラの夢見た家族生活
¥2,970
【 試し読み公開中:https://hanmoto.tameshiyo.me/9784909125477 】 《電子書籍のお届けについて》 PDFファイルでの納品となります。 購入された方には電子書籍ダウンロード用のリンクをメールでお送りいたします。リンクをクリックすると画像認証のページが立ち上がりますので、画像に表示されている文字をフォームに入力し、ファイルをダウンロードしてください。 メールはご注文が確定してから3営業日以内にお送りします。 《電子書籍の読み方について》 当サイトで販売している電子書籍ファイルは、パソコンやスマートフォン、電子書籍専用端末などお好きな端末の電子書籍リーダーアプリでご覧いただけます。 くわしくはこちらをご覧ください。 http://thousandsofbooks.jp/faq/#ebook 「子どもがまんなか」&「家族まるごと」 支えて育てる社会のかたち ソーシャルワーカー、教育・保育・社会的養護関係者、地域で子どもと家族を支える方々……「日本の子どもたちのために何ができるのか」に取り組む全てのひとへ。ヒントと勇気がもらえる! フランスの子育て支援漫画。精神疾患のある母と暮らす小学生のターラと、親子を支える在宅教育支援デデュケーター、パボの日常。 フランスのソーシャルワーカー専門誌ASHで連載中の人気漫画『ターラの夢見た家族生活(LA VIE REVÉE DE TARA KABÉ)』第1〜第3巻を収録。 著:PAVO(パボ) 1974年リヨン生まれ。高校の歴史教師をしたのち2001年エデュケーター専門学校に入学。2001年から2009年までパリの児童保護施設にて、2009年から2019年までパリ近郊の在宅教育支援機関にて働く。子どもに「窓ガラスを割る代わりにその怒りを絵にして皆を笑わせよう」と提案し子どもたちと絵を描いた。同時に2007年から2019年まではエデュケーター養成学校の講師として人気を博す。エデュケーターという仕事の価値と、「子どもは支えられたらたくましく育つことができる」ことをターラを通して描くこの漫画はフランスのソーシャルワーカー専門誌ASHにて2019年に連載開始、雑誌の表紙の絵も手がける。現在は年20回ほど学会やエデュケーターの全国大会で議論の内容を即席で絵にして会場を沸かせる。中高生の3人の娘とパートナーと暮らす。 訳:安發明子(あわ・あきこ) 1981年鹿児島生まれ。2005年一橋大学社会学部卒、2018年フランス国立社会科学高等研究院健康社会政策学修士、2019年フランス国立社会科学高等研究院社会学修士 フランス子ども家庭福祉研究者。1981年鹿児島県生まれ。首都圏で生活保護ワーカーとして働いたのち2011年渡仏。フランスの子ども家庭福祉分野の調査をしながら日本へ発信を続けている。すべての子どもたちがしあわせな子ども時代を過ごし、チャンスがある社会をめざして活動している。代表的な著作に『一人ひとりに届ける福祉が支える フランスの子どもの育ちと家族』(かもがわ出版、2023年)がある。 www.akikoawa.com 《書籍の詳細について》 http://thousandsofbooks.jp/project/tara/ 《この書籍について》 書名: ターラの夢見た家族生活 親子をまるごと支えるフランスの在宅教育支援 著:パボ 訳:安發明子 発行年:2024年2月 仕様:A4変形判/並製本/176ページ/4色 ジャンル:単行本・社会福祉・子育て ISBN:978-4-909125-47-7
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【書籍】漫画ペタンクの歴史 ブール競技に情熱をかけた人々
¥2,530
【 試し読み公開中:https://hanmoto9.tameshiyo.me/9784909125422 】 世界でもっともやさしく奥が深いスポーツはこうして生まれた。 直径7センチ重さ700グラム程の鉄のボール(ブール)を投げて競うペタンク。本場フランスでは50万人を超える競技人口があり、ヨーロッパやアフリカ、タイやインドネシア等のアジアの国々でも盛んに行われている。 古くは紀元前から、多くの人を魅了してやまないブール競技の歴史と、ペタンクの発展に情熱を注いだ人々を紹介するはじめての本。ペタンク愛好家としても知られるフランスの国民的歌手アンリ・サルヴァドールが、シンプルでありながら奥深いペタンクの世界へとナビゲートする。 作画:マルセル・ユデルゾ(Marcel Uderzo) 1933 年生まれ。1965 年、兄アルベールの漫画『タンギーとラベルデュール』と『アステリクス』から兄の元で助手 として働く。1981年から 1985年にかけて代表シリーズ『マティアスの回想』を発表。ジュール・ベルヌの小説を漫 画化した『海底 2 万里』『神秘の島』『月世界旅行』のほか、スポーツを描いた本書『漫画ペタンクの歴史』を始め、『フランススキー界のトッププレイヤー』『ジュードーのチャンピオン』などがある。 2021 年 1 月フランスのノルマンディーで亡くなる。 原作:クロード・アゼマ(Claude Azema) 1946 年フランス南西部のポー生まれ。現在、国際ペタンク・プロヴァンサル連盟 (FIPJP)会長。1974 年から 1985 年まで全仏ペタンク・プロヴァンサル連盟(FFPJP)のジュラ県委員会の会長、1993 年から FIPJPの書記長を務めた後、2004年 9月にFIPJPの会長に就任。また、 2021 年から現在まで 世界ペタンク・ボウル連盟(WPBF)の会長も歴任。長年に渡り各国のペタンク連盟と協力して競技の発展や組織づくりに取り組んでいる。 訳:三宅雅之(みやけ まさゆき) 1956 年岐阜市生まれ。1982 年慶應義塾大学大学院哲学専攻を修了。1985 年から 2021 年まで公認会計士として業務。 日本ペタンク・ブール連盟会員及び同審判員、国際ペタンク指導協会日本支部 (CIEP-japon ) 理事。 2021 年と 2022 年に国際ペタンク指導協会フランス本部(CIEP)において研修を受け、上級レベルの指導員資格を取得。フランスのペタンクの歴史文化の紹介に努めている。 《書籍の詳細について》 http://thousandsofbooks.jp/project/petanque/ 《書籍のお届けについて》 ご注文が確定してから3営業日以内に発送します。 《この書籍について》 書名: 漫画ペタンクの歴史 ブール競技に情熱をかけた人々 作画:マルセル・ユデルゾ 原作:クロード・アゼマ 訳 :三宅雅之 発行年:2023年7月 仕様:A4変形判/上製本/48ページ/4色 ジャンル:単行本・実用・スポーツ・コミック ISBN:978-4-909125-42-2
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【電子書籍】漫画ペタンクの歴史 ブール競技に情熱をかけた人々
¥2,200
【 試し読み公開中:https://hanmoto9.tameshiyo.me/9784909125422 】 《電子書籍のお届けについて》 PDFファイルでの納品となります。 購入された方には電子書籍ダウンロード用のリンクをメールでお送りいたします。リンクをクリックすると画像認証のページが立ち上がりますので、画像に表示されている文字をフォームに入力し、ファイルをダウンロードしてください。 メールはご注文が確定してから3営業日以内にお送りします。 《電子書籍の読み方について》 当サイトで販売している電子書籍ファイルは、パソコンやスマートフォン、電子書籍専用端末などお好きな端末の電子書籍リーダーアプリでご覧いただけます。 くわしくはこちらをご覧ください。 http://thousandsofbooks.jp/faq/#ebook 世界でもっともやさしく奥が深いスポーツはこうして生まれた。 直径7センチ重さ700グラム程の鉄のボール(ブール)を投げて競うペタンク。本場フランスでは50万人を超える競技人口があり、ヨーロッパやアフリカ、タイやインドネシア等のアジアの国々でも盛んに行われている。 古くは紀元前から、多くの人を魅了してやまないブール競技の歴史と、ペタンクの発展に情熱を注いだ人々を紹介するはじめての本。ペタンク愛好家としても知られるフランスの国民的歌手アンリ・サルヴァドールが、シンプルでありながら奥深いペタンクの世界へとナビゲートする。 作画:マルセル・ユデルゾ(Marcel Uderzo) 1933 年生まれ。1965 年、兄アルベールの漫画『タンギーとラベルデュール』と『アステリクス』から兄の元で助手 として働く。1981年から 1985年にかけて代表シリーズ『マティアスの回想』を発表。ジュール・ベルヌの小説を漫 画化した『海底 2 万里』『神秘の島』『月世界旅行』のほか、スポーツを描いた本書『漫画ペタンクの歴史』を始め、『フランススキー界のトッププレイヤー』『ジュードーのチャンピオン』などがある。 2021 年 1 月フランスのノルマンディーで亡くなる。 原作:クロード・アゼマ(Claude Azema) 1946 年フランス南西部のポー生まれ。現在、国際ペタンク・プロヴァンサル連盟 (FIPJP)会長。1974 年から 1985 年まで全仏ペタンク・プロヴァンサル連盟(FFPJP)のジュラ県委員会の会長、1993 年から FIPJPの書記長を務めた後、2004年 9月にFIPJPの会長に就任。また、 2021 年から現在まで 世界ペタンク・ボウル連盟(WPBF)の会長も歴任。長年に渡り各国のペタンク連盟と協力して競技の発展や組織づくりに取り組んでいる。 訳:三宅雅之(みやけ まさゆき) 1956 年岐阜市生まれ。1982 年慶應義塾大学大学院哲学専攻を修了。1985 年から 2021 年まで公認会計士として業務。 日本ペタンク・ブール連盟会員及び同審判員、国際ペタンク指導協会日本支部 (CIEP-japon ) 理事。 2021 年と 2022 年に国際ペタンク指導協会フランス本部(CIEP)において研修を受け、上級レベルの指導員資格を取得。フランスのペタンクの歴史文化の紹介に努めている。 《書籍の詳細について》 http://thousandsofbooks.jp/project/petanque/ 《この書籍について》 書名: 漫画ペタンクの歴史 ブール競技に情熱をかけた人々 作画:マルセル・ユデルゾ 原作:クロード・アゼマ 訳 :三宅雅之 発行年:2023年7月 仕様:A4変形判/48ページ/4色 ジャンル:単行本・実用・スポーツ・コミック ISBN:978-4-909125-42-2
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【書籍】ペピーク・ストジェハの大冒険
¥3,630
【 試し読み公開中:https://hanmoto9.tameshiyo.me/9784909125415 】 思春期の少年の内なる旅を 無限の筆致で描くチェコ・コミック 同級生達から吃音をからかわれ、重い気持ちで学校生活を送っているペピーク・ストジェハ。 春が待ち遠しい冬のある日、彼は道端で青い小石を拾う。それからというもの、彼のくすんだ日々が生き生きとし始める。不思議な本との出会い、転校生の少女エルゼヴィーラとの交流……。 ところが、そんな幸せな日々も長続きはしない。ある日、突然、エルゼヴィーラが姿を消してしまったのだ。ペピークは意を決し、彼女を探す冒険の旅に出る。 訳:ジャン=ガスパール・パーレニーチェク(Jean-Gaspard Páleníček) 1978年、プラハ生まれ。元チェコ外務省チェコセンターパリ支部館長。ヨーロッパのさまざまな都市で文化イベントを手がけ、美術展企画協力、映画祭美術・プログラム担当として精力的に活動。ヨーロッパの複数の雑誌で文化社会評欄や随筆を連載している。詩集や随筆など著書多数。2022年には『Mater speciosa』(Revolver Revue 社)が出版された。「チェコ・コミックの100年展」(明治大学米沢嘉博記念図書館、北九州市漫画ミュージアム、2017~2018年)でチェコ・コミックを総体的に紹介。チェコの学生が日本の日常を描いた『Iogi 井荻』(第15回日本国際漫画賞〈入賞〉、ミュリエル賞シナリオ部門受賞)の原作者兼アドヴァイザー。 訳:髙松美織(たかまつみお) パリソルボンヌ大学臨床心理学部卒業。フランス語通訳、翻訳家。「チェコ・コミックの100年展」(明治大学米沢嘉博記念図書館ほか)など美術展で翻訳協力するほか、『Iogi 井荻』を邦訳。 《書籍の詳細について》 http://thousandsofbooks.jp/project/papikastrechy/ 《書籍のお届けについて》 ご注文が確定してから3営業日以内に発送します。 《この書籍について》 書名:ペピーク・ストジェハの大冒険 作:パヴェル・チェフ 訳:ジャン=ガスパール・パーレニーチェク、髙松美織 発行年:2023年6月 仕様:B5判/並製本/208ページ ジャンル:外国文学・コミック ISBN:978-4-909125-41-5
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【電子書籍】ペピーク・ストジェハの大冒険
¥2,860
【 試し読み公開中:https://hanmoto9.tameshiyo.me/9784909125415 】 《電子書籍のお届けについて》 PDFファイルでの納品となります。 購入された方には電子書籍ダウンロード用のリンクをメールでお送りいたします。リンクをクリックすると画像認証のページが立ち上がりますので、画像に表示されている文字をフォームに入力し、ファイルをダウンロードしてください。 メールはご注文が確定してから3営業日以内にお送りします。 《電子書籍の読み方について》 当サイトで販売している電子書籍ファイルは、パソコンやスマートフォン、電子書籍専用端末などお好きな端末の電子書籍リーダーアプリでご覧いただけます。 くわしい電子書籍の読み方についてはこちらをご覧ください。 http://thousandsofbooks.jp/faq/#ebook 思春期の少年の内なる旅を 無限の筆致で描くチェコ・コミック 同級生達から吃音をからかわれ、重い気持ちで学校生活を送っているペピーク・ストジェハ。 春が待ち遠しい冬のある日、彼は道端で青い小石を拾う。それからというもの、彼のくすんだ日々が生き生きとし始める。不思議な本との出会い、転校生の少女エルゼヴィーラとの交流……。 ところが、そんな幸せな日々も長続きはしない。ある日、突然、エルゼヴィーラが姿を消してしまったのだ。ペピークは意を決し、彼女を探す冒険の旅に出る。 訳:ジャン=ガスパール・パーレニーチェク(Jean-Gaspard Páleníček) 1978年、プラハ生まれ。元チェコ外務省チェコセンターパリ支部館長。ヨーロッパのさまざまな都市で文化イベントを手がけ、美術展企画協力、映画祭美術・プログラム担当として精力的に活動。ヨーロッパの複数の雑誌で文化社会評欄や随筆を連載している。詩集や随筆など著書多数。2022年には『Mater speciosa』(Revolver Revue 社)が出版された。「チェコ・コミックの100年展」(明治大学米沢嘉博記念図書館、北九州市漫画ミュージアム、2017~2018年)でチェコ・コミックを総体的に紹介。チェコの学生が日本の日常を描いた『Iogi 井荻』(第15回日本国際漫画賞〈入賞〉、ミュリエル賞シナリオ部門受賞)の原作者兼アドヴァイザー。 訳:髙松美織(たかまつみお) パリソルボンヌ大学臨床心理学部卒業。フランス語通訳、翻訳家。「チェコ・コミックの100年展」(明治大学米沢嘉博記念図書館ほか)など美術展で翻訳協力するほか、『Iogi 井荻』を邦訳。 《書籍の詳細について》 http://thousandsofbooks.jp/project/papikastrechy/ 《この書籍について》 書名:ペピーク・ストジェハの大冒険 作:パヴェル・チェフ 訳:ジャン=ガスパール・パーレニーチェク、髙松美織 発行年:2023年6月 仕様:B5判/並製本/208ページ ジャンル:外国文学・コミック ISBN:978-4-909125-41-5
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【書籍】綺譚花物語
¥1,760
【 試し読み公開中:https://hanmoto.tameshiyo.me/9784909125378 】 日本時代と現代、二つの時代を描く 台湾発 至上の百合漫画 昭和11年。「高等女学校」「日本への進学」「職業婦人」といった「新しい未来」が少女たちの前に輝かしく提示され、それでもその未来への扉を開くか否かの選択は決して少女たちの自由意思にはゆだねられていなかった時代。 第一作「地上にて永遠に」 台中女学校に通う詠恩(インウン)と英子(えいこ)。仲の良い先輩後輩である二人だが、卒業後に二人を待つ未来はいずれも結婚であり、詠恩の卒業後は再び会えるかどうかもわからない。そんな二人の再会は、予想外の形で叶えられることに。 第二作「乙女の祈り」 同じく台中女学校の同級生である日本人の茉莉(まり)と台湾人の荷舟(かしゅう)。荷舟は卒業後も補習科に一年通い教師を目指す予定だったが、茉莉を待つ未来は東京での結婚だった。荷舟との別離を拒む茉莉は、とある禁忌に手を伸ばす。 第三作「小夜啼き鳥」 台中市内の林家の屋敷で「奥様」として優雅に暮らす若き妾の蘭鶯(ランイン)と、跡取りの「お嬢様」である女流詩人の雁聲(ガンシン)。かつて台中女学校を受験し合格していながらも籠の鳥となる未来しか許されなかった蘭鶯は、一つの決意を胸に秘めていた。 第四作「夢の通い路」 そして時は経ち、現代の台中。「21世紀の自由な台湾」で、昭和11年には到底考えられなかった人生を送っている二人の女性、大学院生の蜜容(ミーロン)と小説家志望の阿貓(アーマオ)。だが、彼女達は本当に「自由」なのだろうか? 昭和11年の鳥籠は、形を変えて二人を捕えてはいないのだろうか? 〈台湾漫画について〉 日本時代を通じて台湾でも定着しつつあった漫画文化も、戒厳令下に於いてはその表現に厳しい制約を受ける。このため台湾では海賊版という形で流れ込み非公式に販売された日本漫画が非常に人気を博し、エロ、グロなどの要素も含めて漫画家たちに大きな影響を与えた。現在でも日本式の漫画文法は、アメコミスタイル、バンドデシネスタイルと並んで台湾漫画に於ける主流な文法の一つになっている。特に少女漫画に於いてはキャラクターデザインなども含め日本漫画の影響が大きい。 《著者・訳者プロフィール》 作画:星期一回収日(シーチーシイーフイショウリー) 台南人。一杯のブラックコーヒーが毎日欠かせないプロの漫画家兼イラストレーター。これまでの出版作品はオリジナル漫画『九命人―溺光』『粉紅緞帶』、ドラマ『戀愛沙塵暴』コミカライズ版。2015年に東立出版少年漫画部門金賞及びバハームトAGC大賞漫画部門銅賞を受賞してデビュー。2019年には『粉紅緞帶』が第10回金漫獎で年度年度漫画大賞と少女漫画賞を受賞。 原作:楊双子(ようふたご) 台湾の小説家であり、大衆文学とサブカルチャーの研究者。「楊双子」は双子の姉妹「楊若慈」「楊若暉」の共同ペンネーム。これまでの出版作品は『撈月之人』『花開時節』『花開少女華麗島』『臺灣漫遊錄』及びアンソロジー『華麗島軼聞:鍵』。 翻訳:黒木夏兒(くろきなつこ) 台湾BL小説『ロスト・コントロール~虚無仮説~』で翻訳デビュー後、『示見の眼』シリーズ、映画『太陽の子』、漫画『北城百畫帖~カフェーヒャッガドウ~』『書店本事』(共訳)、『TAIWAN FACE』(共訳)など台湾作品の翻訳を手掛ける。最新翻訳作品は『緑の牢獄 沖縄西表炭坑に眠る台湾の記憶』を翻訳。映画「緑の牢獄」及び、映画『緑の牢獄』。翻訳待機作品は台湾漫画『友繪の小梅屋備忘録(仮)』と『蘭人異聞録』 《書籍の詳細について》 http://thousandsofbooks.jp/project/hanamonogatari/ 《書籍のお届けについて》 ご注文が確定してから3営業日以内に発送します。 《この書籍について》 書名: 綺譚花物語 作画:星期一回収日 原作:楊双子 翻訳:黒木夏兒 仕様:並製本/A5判/242ページ 発行年:2022年10月 ジャンル:外国文学・コミック ISBN:978-4-909125-37-8
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【電子書籍】綺譚花物語
¥1,650
【 試し読み公開中:https://hanmoto.tameshiyo.me/9784909125378 】 《電子書籍のお届けについて》 PDFファイルでの納品となります。 購入された方には電子書籍ダウンロード用のリンクをメールでお送りいたします。リンクをクリックすると画像認証のページが立ち上がりますので、画像に表示されている文字をフォームに入力し、ファイルをダウンロードしてください。 メールはご注文が確定してから3営業日以内にお送りします。 《電子書籍の読み方について》 当サイトで販売している電子書籍ファイルは、パソコンやスマートフォン、電子書籍専用端末などお好きな端末の電子書籍リーダーアプリでご覧いただけます。 くわしい電子書籍の読み方についてはこちらをご覧ください。 http://thousandsofbooks.jp/faq/#ebook 日本時代と現代、二つの時代を描く 台湾発 至上の百合漫画 昭和11年。「高等女学校」「日本への進学」「職業婦人」といった「新しい未来」が少女たちの前に輝かしく提示され、それでもその未来への扉を開くか否かの選択は決して少女たちの自由意思にはゆだねられていなかった時代。 第一作「地上にて永遠に」 台中女学校に通う詠恩(インウン)と英子(えいこ)。仲の良い先輩後輩である二人だが、卒業後に二人を待つ未来はいずれも結婚であり、詠恩の卒業後は再び会えるかどうかもわからない。そんな二人の再会は、予想外の形で叶えられることに。 第二作「乙女の祈り」 同じく台中女学校の同級生である日本人の茉莉(まり)と台湾人の荷舟(かしゅう)。荷舟は卒業後も補習科に一年通い教師を目指す予定だったが、茉莉を待つ未来は東京での結婚だった。荷舟との別離を拒む茉莉は、とある禁忌に手を伸ばす。 第三作「小夜啼き鳥」 台中市内の林家の屋敷で「奥様」として優雅に暮らす若き妾の蘭鶯(ランイン)と、跡取りの「お嬢様」である女流詩人の雁聲(ガンシン)。かつて台中女学校を受験し合格していながらも籠の鳥となる未来しか許されなかった蘭鶯は、一つの決意を胸に秘めていた。 第四作「夢の通い路」 そして時は経ち、現代の台中。「21世紀の自由な台湾」で、昭和11年には到底考えられなかった人生を送っている二人の女性、大学院生の蜜容(ミーロン)と小説家志望の阿貓(アーマオ)。だが、彼女達は本当に「自由」なのだろうか? 昭和11年の鳥籠は、形を変えて二人を捕えてはいないのだろうか? 〈台湾漫画について〉 日本時代を通じて台湾でも定着しつつあった漫画文化も、戒厳令下に於いてはその表現に厳しい制約を受ける。このため台湾では海賊版という形で流れ込み非公式に販売された日本漫画が非常に人気を博し、エロ、グロなどの要素も含めて漫画家たちに大きな影響を与えた。現在でも日本式の漫画文法は、アメコミスタイル、バンドデシネスタイルと並んで台湾漫画に於ける主流な文法の一つになっている。特に少女漫画に於いてはキャラクターデザインなども含め日本漫画の影響が大きい。 《著者・訳者プロフィール》 作画:星期一回収日(シーチーシイーフイショウリー) 台南人。一杯のブラックコーヒーが毎日欠かせないプロの漫画家兼イラストレーター。これまでの出版作品はオリジナル漫画『九命人―溺光』『粉紅緞帶』、ドラマ『戀愛沙塵暴』コミカライズ版。2015年に東立出版少年漫画部門金賞及びバハームトAGC大賞漫画部門銅賞を受賞してデビュー。2019年には『粉紅緞帶』が第10回金漫獎で年度年度漫画大賞と少女漫画賞を受賞。 原作:楊双子(ようふたご) 台湾の小説家であり、大衆文学とサブカルチャーの研究者。「楊双子」は双子の姉妹「楊若慈」「楊若暉」の共同ペンネーム。これまでの出版作品は『撈月之人』『花開時節』『花開少女華麗島』『臺灣漫遊錄』及びアンソロジー『華麗島軼聞:鍵』。 翻訳:黒木夏兒(くろきなつこ) 台湾BL小説『ロスト・コントロール~虚無仮説~』で翻訳デビュー後、『示見の眼』シリーズ、映画『太陽の子』、漫画『北城百畫帖~カフェーヒャッガドウ~』『書店本事』(共訳)、『TAIWAN FACE』(共訳)など台湾作品の翻訳を手掛ける。最新翻訳作品は『緑の牢獄 沖縄西表炭坑に眠る台湾の記憶』を翻訳。映画「緑の牢獄」及び、映画『緑の牢獄』。翻訳待機作品は台湾漫画『友繪の小梅屋備忘録(仮)』と『蘭人異聞録』 《書籍の詳細について》 http://thousandsofbooks.jp/project/hanamonogatari/ 《この書籍について》 書名: 綺譚花物語 作画:星期一回収日 原作:楊双子 翻訳:黒木夏兒 仕様:並製本/A5判/242ページ 発行年:2022年10月 ジャンル:外国文学・コミック ISBN:978-4-909125-37-8
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【書籍】ワイン知らず、マンガ知らず
¥3,300
【 試し読み公開中:https://hanmoto9.tameshiyo.me/9784909125385 】 過酷な有機農法によるワイン醸造家と バンド・デシネ作家たちの出会い 本作品はワイン造りの約一年を追ったドキュメンタリーで、小さなエピソードを積み重ねるように描かれている。本書のタイトルの直訳は「無知なる者たち」。これはワインに無知な漫画家の作者と、漫画には縁遠いワイン醸造家という二人の主人公が念頭に置かれている。副題には「相互教育の物語」とあるが、漫画家はワイン造りの現場を、ワイン醸造家は出版の現場を知ることにより感化を受け、世界を広げることを示唆している。 フランス北西部のロワール地方。ワイン造りに興味を持った漫画家のエティエンヌ・ダヴォドーは、ワイン生産者のリシャール・ルロワに、一年間の密着取材を依頼する。エティエンヌがワイン造りを学ぶ代わりに、リシャールには出版界を案内するという代替案を提示。それが「相互教育」の道を拓くことになる。 言うまでもなく、フランス・ワインの品質は世界最高峰を誇り、伝統の製法が今も息づいているが、一方で中小の生産者は、安価な新世界のワイン(チリ、アメリカ、オーストラリアなど)の台頭に苦戦を強いられている。大量生産するためには除草剤と農薬を大量に必要とするが、すると土地は荒れ、ワインの質は年々劣化する。それを補うためにワインに細工をする、という悪循環を生んでいる。 そんな中、リシャールが実践するのは「ビオ・ディナミ農法」という有機農法の中でも過酷なもの、言わば自然との共存を図る農法だ。化学肥料も除草剤も一切使わず、瓶詰めの際に必要な保存料もゼロにする徹底ぶり。だがその現場は、まさに自然との格闘の場だ。エティエンヌは冬の剪定に始まり、春の棚づくり、夏の除草作業、夜中の肥料まきなど、葡萄栽培の熾烈な現場に身を置きながら、次第に自然、そしてワインを敬う気持ちが芽生えてくる。 一方のリシャールは、エティエンヌから大量のBDを読むことを要請される。BDとは「バンド・デシネ(Bande dessinée)」の略称で、いわゆるフランス・ベルギーを中心とした地域の漫画のことである。日本語のニュアンスで理解される「漫画」とは異なり、フランスでは「9番目の芸術」と認識されるほど、社会性、芸術性に富んだ作品も多い。様々なBD作家たちとの出会いの機会を得ることで、リシャールもまた、抽象的な概念を具体的な絵で描く作業と、土地の様々なファクターをワインという生産物に仕上げることの共通性に気づくなどして、ワインが芸術であることの認識を深めていく。 自然派ワインの巨匠と社会派バンド・デシネ作家、異質な二人の交流と発見を描く実録マンガ。フランスでは累計27万部を売り上げ、およそ14言語で翻訳出版された話題作が待望の邦訳化。 《著者・訳者プロフィール》 著:エティエンヌ・ダヴォドー(Étienne Davodeau) フランスの漫画家。1992年『サルティエルの友達(Les Amis de Saltiel)』で漫画家デビュー。その後、小説やルポルタージュを漫画で表現する手法を取る。扱うテーマは、政治や歴史的に重要な人物、または現代の魅力溢れる人物など多種多彩である。2013年、代表作『素顔の素顔のリュリュ(Lulu femme nue)』がソルヴェイグ・アンスパック監督により映画化される。その他、代表作に『農村!(Rural! Chronique d’une collision politique)』(2001)、『モージュの人々(Les Mauvaises gens)』(2005)、「我らが幼少時代の愛しき国(Cher pays de notre enfance)』(ブノワ・コロンバ作、2015)などがある。最新刊は『土地の権利(LeDroit du sol)』(2021)。本作『ワイン知らず、マンガ知らず』(2011)は、2012年のアングレーム国際漫画祭の公式セレクションにノミネートされ、世界的な知名度を得ることとなる。 訳:大西愛子(おおにし あいこ) フランス語翻訳・通訳。父親の仕事の都合でフランス及びフランス語圏で育つ。主な訳書にステファヌ・マルシャン『高級ブランド戦争 ヴィトンとグッチの華麗なる戦い』(駿台曜曜社)、エマニュエル・ギベール、ディディエ・ルフェーヴル、フレデリック・ルメルシエ『フォトグラフ』(小学館集英社プロダクション)、エマニュエル・ルパージュ『チェルノブイリの春』(明石書店)、カトリーヌ・ムリス『わたしが「軽さ」を取り戻すまで』(花伝社)など。最新刊は長らく手掛けているフアン・ディアス・カナレス作、フアンホ・ガルニド画「ブラックサッド」シリーズ第6巻「そして、すべて堕ちる」(飛鳥新社) 監修:京藤好男(きょうとうよしお) 東京外国語大学イタリア語学科卒業。1995年 文部省派遣留学生としてイタリア国立ヴェネツィア大学文哲学部留学。東京外国語大学大学院修了。現在、慶應義塾大学、法政大学、武蔵大学、武蔵野音楽大学で講師を務めるほか、さまざまなメディアで講師活動をしつつ、ワインや食を始めとするイタリア文化の普及に努めている。訳書に『インタビュー オサマ・ビンラディン』、『リーダーは、ピーターパンの心を持って!』(共にダイヤモンド社)著書に『中級へのイタリア語文法』、『イタリア語を読む』(共に三修社)他多数。2021年3月からオンライン専用イタリア語スクール「TERRA」の代表を務める。 《書籍の詳細について》 http://thousandsofbooks.jp/project/les-ignornants/ 《書籍のお届けについて》 ご注文が確定してから3営業日以内に発送します。 《この書籍について》 書名:ワイン知らず、マンガ知らず 著:エティエンヌ・ダヴォドー 訳:大西愛子 監修:京藤好男 発行年:2022年7月 仕様:並製本/B5判/296ページ ジャンル:外国文学・コミック ISBN:978-4-909125-38-5
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【電子書籍】ワイン知らず、マンガ知らず
¥2,640
【 試し読み公開中:https://hanmoto9.tameshiyo.me/9784909125385 】 《電子書籍のお届けについて》 PDFファイルでの納品となります。 購入された方には電子書籍ダウンロード用のリンクをメールでお送りいたします。リンクをクリックすると画像認証のページが立ち上がりますので、画像に表示されている文字をフォームに入力し、ファイルをダウンロードしてください。 メールはご注文が確定してから3営業日以内にお送りします。 《電子書籍の読み方について》 当サイトで販売している電子書籍ファイルは、パソコンやスマートフォン、電子書籍専用端末などお好きな端末の電子書籍リーダーアプリでご覧いただけます。 くわしい電子書籍の読み方についてはこちらをご覧ください。 http://thousandsofbooks.jp/faq/#ebook 過酷な有機農法によるワイン醸造家と バンド・デシネ作家たちの出会い 本作品はワイン造りの約一年を追ったドキュメンタリーで、小さなエピソードを積み重ねるように描かれている。本書のタイトルの直訳は「無知なる者たち」。これはワインに無知な漫画家の作者と、漫画には縁遠いワイン醸造家という二人の主人公が念頭に置かれている。副題には「相互教育の物語」とあるが、漫画家はワイン造りの現場を、ワイン醸造家は出版の現場を知ることにより感化を受け、世界を広げることを示唆している。 フランス北西部のロワール地方。ワイン造りに興味を持った漫画家のエティエンヌ・ダヴォドーは、ワイン生産者のリシャール・ルロワに、一年間の密着取材を依頼する。エティエンヌがワイン造りを学ぶ代わりに、リシャールには出版界を案内するという代替案を提示。それが「相互教育」の道を拓くことになる。 言うまでもなく、フランス・ワインの品質は世界最高峰を誇り、伝統の製法が今も息づいているが、一方で中小の生産者は、安価な新世界のワイン(チリ、アメリカ、オーストラリアなど)の台頭に苦戦を強いられている。大量生産するためには除草剤と農薬を大量に必要とするが、すると土地は荒れ、ワインの質は年々劣化する。それを補うためにワインに細工をする、という悪循環を生んでいる。 そんな中、リシャールが実践するのは「ビオ・ディナミ農法」という有機農法の中でも過酷なもの、言わば自然との共存を図る農法だ。化学肥料も除草剤も一切使わず、瓶詰めの際に必要な保存料もゼロにする徹底ぶり。だがその現場は、まさに自然との格闘の場だ。エティエンヌは冬の剪定に始まり、春の棚づくり、夏の除草作業、夜中の肥料まきなど、葡萄栽培の熾烈な現場に身を置きながら、次第に自然、そしてワインを敬う気持ちが芽生えてくる。 一方のリシャールは、エティエンヌから大量のBDを読むことを要請される。BDとは「バンド・デシネ(Bande dessinée)」の略称で、いわゆるフランス・ベルギーを中心とした地域の漫画のことである。日本語のニュアンスで理解される「漫画」とは異なり、フランスでは「9番目の芸術」と認識されるほど、社会性、芸術性に富んだ作品も多い。様々なBD作家たちとの出会いの機会を得ることで、リシャールもまた、抽象的な概念を具体的な絵で描く作業と、土地の様々なファクターをワインという生産物に仕上げることの共通性に気づくなどして、ワインが芸術であることの認識を深めていく。 自然派ワインの巨匠と社会派バンド・デシネ作家、異質な二人の交流と発見を描く実録マンガ。フランスでは累計27万部を売り上げ、およそ14言語で翻訳出版された話題作が待望の邦訳化。 《著者・訳者プロフィール》 著:エティエンヌ・ダヴォドー(Étienne Davodeau) フランスの漫画家。1992年『サルティエルの友達(Les Amis de Saltiel)』で漫画家デビュー。その後、小説やルポルタージュを漫画で表現する手法を取る。扱うテーマは、政治や歴史的に重要な人物、または現代の魅力溢れる人物など多種多彩である。2013年、代表作『素顔の素顔のリュリュ(Lulu femme nue)』がソルヴェイグ・アンスパック監督により映画化される。その他、代表作に『農村!(Rural! Chronique d’une collision politique)』(2001)、『モージュの人々(Les Mauvaises gens)』(2005)、「我らが幼少時代の愛しき国(Cher pays de notre enfance)』(ブノワ・コロンバ作、2015)などがある。最新刊は『土地の権利(LeDroit du sol)』(2021)。本作『ワイン知らず、マンガ知らず』(2011)は、2012年のアングレーム国際漫画祭の公式セレクションにノミネートされ、世界的な知名度を得ることとなる。 訳:大西愛子(おおにし あいこ) フランス語翻訳・通訳。父親の仕事の都合でフランス及びフランス語圏で育つ。主な訳書にステファヌ・マルシャン『高級ブランド戦争 ヴィトンとグッチの華麗なる戦い』(駿台曜曜社)、エマニュエル・ギベール、ディディエ・ルフェーヴル、フレデリック・ルメルシエ『フォトグラフ』(小学館集英社プロダクション)、エマニュエル・ルパージュ『チェルノブイリの春』(明石書店)、カトリーヌ・ムリス『わたしが「軽さ」を取り戻すまで』(花伝社)など。最新刊は長らく手掛けているフアン・ディアス・カナレス作、フアンホ・ガルニド画「ブラックサッド」シリーズ第6巻「そして、すべて堕ちる」(飛鳥新社) 監修:京藤好男(きょうとうよしお) 東京外国語大学イタリア語学科卒業。1995年 文部省派遣留学生としてイタリア国立ヴェネツィア大学文哲学部留学。東京外国語大学大学院修了。現在、慶應義塾大学、法政大学、武蔵大学、武蔵野音楽大学で講師を務めるほか、さまざまなメディアで講師活動をしつつ、ワインや食を始めとするイタリア文化の普及に努めている。訳書に『インタビュー オサマ・ビンラディン』、『リーダーは、ピーターパンの心を持って!』(共にダイヤモンド社)著書に『中級へのイタリア語文法』、『イタリア語を読む』(共に三修社)他多数。2021年3月からオンライン専用イタリア語スクール「TERRA」の代表を務める。 《書籍の詳細について》 http://thousandsofbooks.jp/project/les-ignornants/ 《この書籍について》 書名:ワイン知らず、マンガ知らず 著:エティエンヌ・ダヴォドー 訳:大西愛子 監修:京藤好男 発行年:2022年7月 仕様:並製本/B5判/296ページ ジャンル:外国文学・コミック ISBN:978-4-909125-38-5
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【書籍】テイキング・ターンズ HIV/エイズケア371病棟の物語
¥3,410
【 試し読み公開中:https://hanmoto9.tameshiyo.me/9784909125330 】 それでさ、ずっと君に聞きたかったことがあるんだ 僕たちはどんなふうに死ぬのかな? これまで君はたくさんの死に立ち会ってきたんだよね? 最期の時、僕は一体どうなってしまうんだろう? エイズが死に至る病だった1990年代前半 HIV/エイズケア病棟で働く医療従事者、患者の物語 本書は著者自身による1994年から2000年までのHIV/エイズケア病棟での看護師勤務経験に基づく回想録(グラフィック・メモワール)であり、さまざまな関係者の証言を織り交ぜて製作された「グラフィック・ドキュメンタリー」としての側面も併せ持つ意欲作です。HIV/エイズに特化した緩和ケア病棟として創設された371病棟では、死と隣り合わせの患者と接する日常がくりひろげられています。エイズに対する恐怖がパニックを引き起こしていた1990年代当時の貴重な証言の記録にもなっています。担当患者が数か月から数年で亡くなってしまう中での看取りを、新米看護師がどのように感じ、どのように向き合っていたのかも読みどころになるでしょう。タイトルである「テイキング・ターンズ(Taking Turns)」には「代わりばんこに」という意味が込められていますが、医療従事者も含めて誰しもが患者の立場になりうることを表しています。著者が推進する「グラフィック・メディスン」は医療をめぐる包括的な概念でありコミュニケーション・ツールとして医療現場にマンガを導入する試みでもあります。マンガを媒介に医療や健康について物語る「順番(ターン)」は読者である私たちにも開かれているのでしょう。 《著者・訳者プロフィール》 著:MK・サーウィック(MaryKay Czerwiec) ロヨラ大学(イリノイ州)英文科卒業後、ラッシュ大学にて看護師の学士号取得。ノースウェスタン大学大学院医学人文学・生命倫理学研究科にて看護学修士号を取得。1994年から2000年までHIV/エイズケア病棟看護師として勤務。2000年からは自身のウェブサイトを中心に「コミックナース」の名前で作品を発表。2007年からはイアン・ウィリアムズと共にグラフィック・メディスンの活動を展開。 グラフィック・メディスンの概念を提唱した共著『グラフィック・メディスン・マニフェスト――マンガで医療が変わる』(北大路書房、2019)は、この分野の基礎文献となる。その他として、女性アーティストによる新しい表現の可能性を探る「Laydeezdo Comicsプロジェクト」に参加(ロンドンを拠点とする当プロジェクトの米国シカゴ支部のコーディネーターを担当)。 本書『テイキング・ターンズ HIV/エイズケア371病棟の物語』(2017)は長編グラフィック・ノベルの第一作。ほか、編著『メノポーズ――マンガで描く更年期』(2020)にて、第33回アイズナー賞(最優秀アンソロジー部門)受賞。 訳:中垣 恒太郎(なかがき こうたろう) 1973年広島県生。専修大学文学部英語英米文学科教授(アメリカ文学・比較メディア文化研究)。日本グラフィック・メディスン協会代表。 主な著書として、『日本の医療マンガ50年史――マンガの力で日本の医療をわかりやすくする』(責任編集、さいかす、2021)、『マーク・トウェインと近代国家アメリカ』(音羽書房鶴見書店、2012)、『アメリカン・ロードの物語学』(共編著、金星堂、2015)、『ハーレム・ルネサンス――<ニュー・ニグロ>の文化社会批評』(共編著、明石書店、2021)。 訳:濱田 真紀(はまだ まき) 1973年長崎県生。早稲田大学第一文学部文芸専修卒業。 監修:島田 恵(しまだ めぐみ) 東京都立大学 大学院人間健康科学研究科 看護科学域 准教授。 解説:生島 嗣(いくしま ゆずる) NPO法人ぷれいす東京代表。相談員としてHIV陽性者、パートナー、家族のサポートに携わっている。元クローゼットのゲイ男性。キース・ヘリング、マドンナと同じ年齢63歳。 《書籍の詳細について》 http://thousandsofbooks.jp/project/takingturns/ 《書籍のお届けについて》 ご注文が確定してから3営業日以内に発送します。 《この書籍について》 書名:テイキング・ターンズ HIV/エイズケア371病棟の物語 著:MK・サーウィック 訳:中垣恒太郎、濱田真紀 発行年:2022年1月 仕様:並製本/A5判/224ページ ジャンル:外国文学・コミック ISBN:978-4-909125-33-0
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【電子書籍】テイキング・ターンズ HIV/エイズケア371病棟の物語
¥2,750
【 試し読み公開中:https://hanmoto9.tameshiyo.me/9784909125330 】 《電子書籍のお届けについて》 PDFファイルでの納品となります。 購入された方には電子書籍ダウンロード用のリンクをメールでお送りいたします。リンクをクリックすると画像認証のページが立ち上がりますので、画像に表示されている文字をフォームに入力し、ファイルをダウンロードしてください。 メールはご注文が確定してから3営業日以内にお送りします。 《電子書籍の読み方について》 当サイトで販売している電子書籍ファイルは、パソコンやスマートフォン、電子書籍専用端末などお好きな端末の電子書籍リーダーアプリでご覧いただけます。 くわしい電子書籍の読み方についてはこちらをご覧ください。 http://thousandsofbooks.jp/faq/#ebook それでさ、ずっと君に聞きたかったことがあるんだ 僕たちはどんなふうに死ぬのかな? これまで君はたくさんの死に立ち会ってきたんだよね? 最期の時、僕は一体どうなってしまうんだろう? エイズが死に至る病だった1990年代前半 HIV/エイズケア病棟で働く医療従事者、患者の物語 本書は著者自身による1994年から2000年までのHIV/エイズケア病棟での看護師勤務経験に基づく回想録(グラフィック・メモワール)であり、さまざまな関係者の証言を織り交ぜて製作された「グラフィック・ドキュメンタリー」としての側面も併せ持つ意欲作です。HIV/エイズに特化した緩和ケア病棟として創設された371病棟では、死と隣り合わせの患者と接する日常がくりひろげられています。エイズに対する恐怖がパニックを引き起こしていた1990年代当時の貴重な証言の記録にもなっています。担当患者が数か月から数年で亡くなってしまう中での看取りを、新米看護師がどのように感じ、どのように向き合っていたのかも読みどころになるでしょう。 タイトルである「テイキング・ターンズ(Taking Turns)」には「代わりばんこに」という意味が込められていますが、医療従事者も含めて誰しもが患者の立場になりうることを表しています。著者が推進する「グラフィック・メディスン」は医療をめぐる包括的な概念でありコミュニケーション・ツールとして医療現場にマンガを導入する試みでもあります。マンガを媒介に医療や健康について物語る「順番(ターン)」は読者である私たちにも開かれているのでしょう。 《著者・訳者プロフィール》 著:MK・サーウィック(MaryKay Czerwiec) ロヨラ大学(イリノイ州)英文科卒業後、ラッシュ大学にて看護師の学士号取得。ノースウェスタン大学大学院医学人文学・生命倫理学研究科にて看護学修士号を取得。1994年から2000年までHIV/エイズケア病棟看護師として勤務。2000年からは自身のウェブサイトを中心に「コミックナース」の名前で作品を発表。2007年からはイアン・ウィリアムズと共にグラフィック・メディスンの活動を展開。 グラフィック・メディスンの概念を提唱した共著『グラフィック・メディスン・マニフェスト――マンガで医療が変わる』(北大路書房、2019)は、この分野の基礎文献となる。その他として、女性アーティストによる新しい表現の可能性を探る「Laydeezdo Comicsプロジェクト」に参加(ロンドンを拠点とする当プロジェクトの米国シカゴ支部のコーディネーターを担当)。 本書『テイキング・ターンズ HIV/エイズケア371病棟の物語』(2017)は長編グラフィック・ノベルの第一作。ほか、編著『メノポーズ――マンガで描く更年期』(2020)にて、第33回アイズナー賞(最優秀アンソロジー部門)受賞。 訳:中垣 恒太郎(なかがき こうたろう) 1973年広島県生。専修大学文学部英語英米文学科教授(アメリカ文学・比較メディア文化研究)。日本グラフィック・メディスン協会代表。 主な著書として、『日本の医療マンガ50年史――マンガの力で日本の医療をわかりやすくする』(責任編集、さいかす、2021)、『マーク・トウェインと近代国家アメリカ』(音羽書房鶴見書店、2012)、『アメリカン・ロードの物語学』(共編著、金星堂、2015)、『ハーレム・ルネサンス――<ニュー・ニグロ>の文化社会批評』(共編著、明石書店、2021)。 訳:濱田 真紀(はまだ まき) 1973年長崎県生。早稲田大学第一文学部文芸専修卒業。 監修:島田 恵(しまだ めぐみ) 東京都立大学 大学院人間健康科学研究科 看護科学域 准教授。 解説:生島 嗣(いくしま ゆずる) NPO法人ぷれいす東京代表。相談員としてHIV陽性者、パートナー、家族のサポートに携わっている。元クローゼットのゲイ男性。キース・ヘリング、マドンナと同じ年齢63歳。 《書籍の詳細について》 http://thousandsofbooks.jp/project/takingturns/ 《書籍のお届けについて》 ご注文が確定してから3営業日以内に発送します。 《この書籍について》 書名:テイキング・ターンズ HIV/エイズケア371病棟の物語 著:MK・サーウィック 訳:中垣恒太郎、濱田真紀 発行年:2022年1月 仕様:並製本/A5判/224ページ ジャンル:外国文学・コミック ISBN:978-4-909125-33-0
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【書籍】キミのセナカ
¥1,760
【 試し読み公開中:https://hanmoto5.tameshiyo.me/9784909125293 】 「結婚しない若者が増えたとか——テレビのニュースで見るたびにホッとする」 地方の小さな町で暮らすタケルは、そんなことを思う高校生。同級生たちは女性アイドルやグラビアの話に浮かれ、大人たちは結婚して家庭を持つことが一番の幸せと信じている。自分がほかの人と違うことを誰にも打ち明けることができず、早く町を出たいと願っていたタケルのもとに、夏休み前のある日、転校生として幼なじみの公太郎がやって来た。柔道が好きで、心も体もおおらかな公太郎と日常を過ごす中で、タケルの心はときめきはじめる。 「居場所なんて、大事に思えるヤツがひとりいたら、そこが居場所になんだよ、きっと」 公太郎にそう言われ、自分の居場所がここにあることに気づいたタケル、勇気を出して公太郎に自分の気持ちを告白するが…。 幸せな未来を思い描くための勇気と優しさが詰まった珠玉のストーリー。 《著者プロフィール》 著:野原くろ ニューヨーク、Pratt Instituteでイラストを学び(中退)、1995年12月雑誌“薔薇族(96年2月号)”で漫画家デビュー。その後、イラストレーターとして活躍しながら、古川書房から単行本『ミルク』全3巻を刊行、雑誌「Badi」の連載などでも作品を発表し続け、現在は単行本『下宿のお兄さん』が6巻まで刊行中、また新作『玄太はオレが好き』を雑誌「サムソン」に連載中。韓国の6699pressが制作した『キミのセナカ』は韓国、台湾で出版されており、フランスでも電子書籍で連載中、今後書籍化が予定されている。バンドcali≠gariのギタリスト桜井青と「くろとあお」でも活動中。 制作・デザイン:イ・ジェヨン(6699press) 弘益大学でビジュアル・デザインを学び、2012年からグラフィックデザインスタジオ兼独立出版社の6699pressを運営する。 先輩や同級生の女性グラフィックデザイナーたちが、しばらくすると次々と仕事を辞め、別の人生を選んでいくことに疑問を持ち、なぜ女性たちが仕事を続けられなくなるのか、韓国で女性グラフィックデザイナーとして生きていくのはどういうことなのかを、22人11組の女性たちに対談形式で語ってもらった本『韓国、女性、グラフィックデザイナー11(한국, 여성, 그래픽 디자이너 11)』。 可哀想な存在としてステレオタイプに描かれがちだった脱北してきた若者たち。彼らが撮った写真や絵を織り交ぜながら、ともに暮らすソウルの街のことを語ってもらうことで、等身大の彼らと分断国家で生活する意味を問う本『私たちはソウルに住んでいる(우리는 서울에 산다)』など、同時代を生きるマイノリティ個人の物語に焦点をあて、これまでに11冊の書籍を出版している。6699pressの「6699」は、引用符の“”を表しており、社会に必要な言葉、大切な言葉に引用符“”をつけて可視化するという意味が込められている。 《書籍の詳細について》 http://thousandsofbooks.jp/project/senaka/ 《書籍のお届けについて》 ご注文が確定してから3営業日以内に発送します。 《この書籍について》 書名:キミのセナカ 著:野原くろ デザイン:6699press(韓国) 発行年:2021年3月 ジャンル:コミック 仕様:並製本/A5変形判/162ページ ISBN:978-4-909125-29-3
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【電子書籍】キミのセナカ
¥1,540
【 試し読み公開中:https://hanmoto5.tameshiyo.me/9784909125293 】 《電子書籍のお届けについて》 PDFファイルでの納品となります。 購入された方には電子書籍ダウンロード用のリンクをメールでお送りいたします。リンクをクリックすると画像認証のページが立ち上がりますので、画像に表示されている文字をフォームに入力し、ファイルをダウンロードしてください。 メールはご注文が確定してから3営業日以内にお送りします。 《電子書籍の読み方について》 当サイトで販売している電子書籍ファイルは、パソコンやスマートフォン、電子書籍専用端末などお好きな端末の電子書籍リーダーアプリでご覧いただけます。 くわしい電子書籍の読み方についてはこちらをご覧ください。 http://thousandsofbooks.jp/faq/#ebook 「結婚しない若者が増えたとか——テレビのニュースで見るたびにホッとする」 地方の小さな町で暮らすタケルは、そんなことを思う高校生。同級生たちは女性アイドルやグラビアの話に浮かれ、大人たちは結婚して家庭を持つことが一番の幸せと信じている。自分がほかの人と違うことを誰にも打ち明けることができず、早く町を出たいと願っていたタケルのもとに、夏休み前のある日、転校生として幼なじみの公太郎がやって来た。柔道が好きで、心も体もおおらかな公太郎と日常を過ごす中で、タケルの心はときめきはじめる。 「居場所なんて、大事に思えるヤツがひとりいたら、そこが居場所になんだよ、きっと」 公太郎にそう言われ、自分の居場所がここにあることに気づいたタケル、勇気を出して公太郎に自分の気持ちを告白するが…。 幸せな未来を思い描くための勇気と優しさが詰まった珠玉のストーリー。 《著者プロフィール》 著:野原くろ ニューヨーク、Pratt Instituteでイラストを学び(中退)、1995年12月雑誌“薔薇族(96年2月号)”で漫画家デビュー。その後、イラストレーターとして活躍しながら、古川書房から単行本『ミルク』全3巻を刊行、雑誌「Badi」の連載などでも作品を発表し続け、現在は単行本『下宿のお兄さん』が6巻まで刊行中、また新作『玄太はオレが好き』を雑誌「サムソン」に連載中。韓国の6699pressが制作した『キミのセナカ』は韓国、台湾で出版されており、フランスでも電子書籍で連載中、今後書籍化が予定されている。バンドcali≠gariのギタリスト桜井青と「くろとあお」でも活動中。 制作・デザイン:イ・ジェヨン(6699press) 弘益大学でビジュアル・デザインを学び、2012年からグラフィックデザインスタジオ兼独立出版社の6699pressを運営する。 先輩や同級生の女性グラフィックデザイナーたちが、しばらくすると次々と仕事を辞め、別の人生を選んでいくことに疑問を持ち、なぜ女性たちが仕事を続けられなくなるのか、韓国で女性グラフィックデザイナーとして生きていくのはどういうことなのかを、22人11組の女性たちに対談形式で語ってもらった本『韓国、女性、グラフィックデザイナー11(한국, 여성, 그래픽 디자이너 11)』。 可哀想な存在としてステレオタイプに描かれがちだった脱北してきた若者たち。彼らが撮った写真や絵を織り交ぜながら、ともに暮らすソウルの街のことを語ってもらうことで、等身大の彼らと分断国家で生活する意味を問う本『私たちはソウルに住んでいる(우리는 서울에 산다)』など、同時代を生きるマイノリティ個人の物語に焦点をあて、これまでに11冊の書籍を出版している。6699pressの「6699」は、引用符の“”を表しており、社会に必要な言葉、大切な言葉に引用符“”をつけて可視化するという意味が込められている。 《書籍の詳細について》 http://thousandsofbooks.jp/project/senaka/ 《この書籍について》 書名:キミのセナカ 著:野原くろ デザイン:6699press(韓国) 発行年:2021年3月 ジャンル:コミック 仕様:A5変形判/162ページ ISBN:978-4-909125-29-3
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【書籍】REBETIKO レベティコ-雑草の歌
¥3,300
【 試し読み公開中:https://hanmoto9.tameshiyo.me/9784909125248 】 ギリシャのブルースとも呼ばれる「レベティコ」の世界を 味わい深い絵と独特の詩情で描いた傑作バンド・デシネ 第二次世界大戦前夜の1936年、軍人上がりのイオアニス・メタクサスが首相に就任し、ギリシャはファシズムへの道をまっしぐらに進んでいた。当時ギリシャのアテネでは、レベティコという音楽が流行していた。レベティコのミュージシャンたちが歌ったのは、自らが属す下層階級の人々の生きづらい日常。それが下層階級の人々から熱烈に受け入れられた。一方、当局にとっては、定職につかず、ハシシを常習し、喧嘩に明け暮れ、犯罪まがいのことに手を染めることもいとわず、昼はぶらぶら過ごし、夜な夜なバーで演奏してひと騒動起こすレベティコのミュージシャンたちは、風紀を乱す社会のお荷物以外の何ものでもなかった。 主人公のスタヴロスもそんなミュージシャンのひとり。彼は仲間たちとグループを組み、自由気ままな生活を送っていた。グループのリーダー、マルコスが半年ぶりに刑務所から出所したその日、スタヴロスと仲間たちは再会を祝い、久しぶりのセッションを楽しみ、乱痴気騒ぎを繰り広げる――。戦争が間近に迫り、自由がまさに失われようとする窮屈な時代に、あくまで我を通し続けた愛すべき人物たちの長い一日の物語。 本書は『Rébétiko (la mauvaise herbe)』『Rébétiko (la mauvaise herbe)』というタイトルで、2009年、フランスのFuturopolis(フュチュロポリス)社から出版されたフランス語圏のマンガ=バンド・デシネである。海外で単行本として出版されているマンガはしばしばグラフィックノベルとも呼ばれ、国際的に出版されるが、本書も例外ではなく、グラフィックノベルとして英語、スペイン語、イタリア語など、複数の言語に翻訳されている。 ■バンド・デシネとは フランス語圏のマンガ。フランス・ベルギーは日本、北米と並んで、マンガの出版が盛んな地域として知られている。日本のマンガとは異なり、バンド・デシネは左開き、大判のハードカバーで出版され、オールカラーで描かれていることが多い。日本でも特にここ10年翻訳が増えていて、さまざまな作品を読むことができる。 ■レベティコとは レベーティカあるいはレンベーティカとも言われる。20世紀初頭に誕生したギリシャのポピュラーミュージック。ビザンティン音楽や南欧、アラブなど地中海の民俗音楽の影響が色濃いが、レベティコの発展においては、特に1920年代初頭、第一次世界大戦やトルコ革命、希土戦争の結果、トルコ支配下の小アジアに長らく住んでいた膨大な数のギリシャ人が難民としてギリシャに帰郷し、トルコ音楽を持ち込んだことが大きい。物語の舞台になっている1930年代に大きな盛り上がりを迎える。貧困や社会・政治問題、悲恋、麻薬など、当時のギリシャの都市部に住んでいた下層階級の人々が抱える疎外がテーマになっていることが多く、ギリシャのブルースとも呼ばれる。 《著者・訳者プロフィール》 著:ダヴィッド・プリュドム(David Prudhomme) 1969年10月4日、フランスはロワール川流域古城群にほど近いトゥール生まれ。7歳で初めてンド・デシネバ(=フランス語圏のマンガ)を描く。左利き。ルーヴル美術館、先史時代の洞窟、奇人変人たちが住む村、中世の動物寓話、浜辺の一日など、これまでに多種多様なテーマのンド・デシネを発表。新作に取り組むたびに、テーマに合わせて新しいスタイルに挑戦している。2004年、日仏のマンガ家によるアンソロジー『JAPON』(飛鳥新社)の企画に参加するために初来日し、九州に滞在。さまざまな刺激を受ける。2012年に再来日を果たし、福岡を拠点に力士をテーマにした創作に励む。力士のイラストは300点にのぼり、それらをもとにフランスで展覧会が行われ、「スモウグラフィ(Sumographie)」という書籍が出版された。その後、2016年、2018年、 2019年にも来日している。本書『レベティコ-雑草の歌』はダヴィッド・プリュドムが自分自身の一部だと語る自信作。 訳:原 正人(はら まさと) 1974年静岡県生まれ。フランス語圏のマンガ“バンド・デシネ”を精力的に紹介する翻訳家。フレデリック・ペータース『青い薬』(青土社)、トニー・ヴァレント『ラディアン』(飛鳥新社)、ジャン・レニョ&エミール・ブラヴォ『ぼくのママはアメリカにいるんだ』(本の雑誌社)、オーレリアン・デュクードレ、メラニー・アラーグ『金正日の誕生日』(誠文堂新光社)、アレックス・アリス『星々の城』(双葉社)、バスティアン・ヴィヴェス『年上のひと』(リイド社)など訳書多数。監修に『はじめての人のためのバンド・デシネ徹底ガイド』(玄光社)がある。本書『レベティコ-雑草の歌』とともに立ち上がるサウザンコミックスでは編集主幹を努める。 《書籍の詳細について》 http://thousandsofbooks.jp/project/rebetiko/ 《書籍のお届けについて》 ご注文が確定してから3営業日以内に発送します。 《この書籍について》 書名:レベティコ ー雑草の歌 著:ダヴィッド・プリュドム 訳:原 正人 発行:2020年10月 ジャンル:外国文学/コミック 仕様:A4変形判/108ページ ISBN:978-4-909125-24-8
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【電子書籍】REBETIKO レベティコ-雑草の歌
¥2,530
【 試し読み公開中:https://hanmoto9.tameshiyo.me/9784909125248 】 《電子書籍のお届けについて》 PDFファイルでの納品となります。 購入された方には電子書籍ダウンロード用のリンクをメールでお送りいたします。リンクをクリックすると画像認証のページが立ち上がりますので、画像に表示されている文字をフォームに入力し、ファイルをダウンロードしてください。 メールはご注文が確定してから3営業日以内にお送りします。 《電子書籍の読み方について》 当サイトで販売している電子書籍ファイルは、パソコンやスマートフォン、電子書籍専用端末などお好きな端末の電子書籍リーダーアプリでご覧いただけます。 くわしい電子書籍の読み方についてはこちらをご覧ください。 http://thousandsofbooks.jp/faq/#ebook ギリシャのブルースとも呼ばれる「レベティコ」の世界を 味わい深い絵と独特の詩情で描いた傑作バンド・デシネ 第二次世界大戦前夜の1936年、軍人上がりのイオアニス・メタクサスが首相に就任し、ギリシャはファシズムへの道をまっしぐらに進んでいた。当時ギリシャのアテネでは、レベティコという音楽が流行していた。レベティコのミュージシャンたちが歌ったのは、自らが属す下層階級の人々の生きづらい日常。それが下層階級の人々から熱烈に受け入れられた。一方、当局にとっては、定職につかず、ハシシを常習し、喧嘩に明け暮れ、犯罪まがいのことに手を染めることもいとわず、昼はぶらぶら過ごし、夜な夜なバーで演奏してひと騒動起こすレベティコのミュージシャンたちは、風紀を乱す社会のお荷物以外の何ものでもなかった。 主人公のスタヴロスもそんなミュージシャンのひとり。彼は仲間たちとグループを組み、自由気ままな生活を送っていた。グループのリーダー、マルコスが半年ぶりに刑務所から出所したその日、スタヴロスと仲間たちは再会を祝い、久しぶりのセッションを楽しみ、乱痴気騒ぎを繰り広げる――。戦争が間近に迫り、自由がまさに失われようとする窮屈な時代に、あくまで我を通し続けた愛すべき人物たちの長い一日の物語。 本書は『Rébétiko (la mauvaise herbe)』『Rébétiko (la mauvaise herbe)』というタイトルで、2009年、フランスのFuturopolis(フュチュロポリス)社から出版されたフランス語圏のマンガ=バンド・デシネである。海外で単行本として出版されているマンガはしばしばグラフィックノベルとも呼ばれ、国際的に出版されるが、本書も例外ではなく、グラフィックノベルとして英語、スペイン語、イタリア語など、複数の言語に翻訳されている。 ■バンド・デシネとは フランス語圏のマンガ。フランス・ベルギーは日本、北米と並んで、マンガの出版が盛んな地域として知られている。日本のマンガとは異なり、バンド・デシネは左開き、大判のハードカバーで出版され、オールカラーで描かれていることが多い。日本でも特にここ10年翻訳が増えていて、さまざまな作品を読むことができる。 ■レベティコとは レベーティカあるいはレンベーティカとも言われる。20世紀初頭に誕生したギリシャのポピュラーミュージック。ビザンティン音楽や南欧、アラブなど地中海の民俗音楽の影響が色濃いが、レベティコの発展においては、特に1920年代初頭、第一次世界大戦やトルコ革命、希土戦争の結果、トルコ支配下の小アジアに長らく住んでいた膨大な数のギリシャ人が難民としてギリシャに帰郷し、トルコ音楽を持ち込んだことが大きい。物語の舞台になっている1930年代に大きな盛り上がりを迎える。貧困や社会・政治問題、悲恋、麻薬など、当時のギリシャの都市部に住んでいた下層階級の人々が抱える疎外がテーマになっていることが多く、ギリシャのブルースとも呼ばれる。 《著者・訳者プロフィール》 著:ダヴィッド・プリュドム(David Prudhomme) 1969年10月4日、フランスはロワール川流域古城群にほど近いトゥール生まれ。7歳で初めてンド・デシネバ(=フランス語圏のマンガ)を描く。左利き。ルーヴル美術館、先史時代の洞窟、奇人変人たちが住む村、中世の動物寓話、浜辺の一日など、これまでに多種多様なテーマのンド・デシネを発表。新作に取り組むたびに、テーマに合わせて新しいスタイルに挑戦している。2004年、日仏のマンガ家によるアンソロジー『JAPON』(飛鳥新社)の企画に参加するために初来日し、九州に滞在。さまざまな刺激を受ける。2012年に再来日を果たし、福岡を拠点に力士をテーマにした創作に励む。力士のイラストは300点にのぼり、それらをもとにフランスで展覧会が行われ、「スモウグラフィ(Sumographie)」という書籍が出版された。その後、2016年、2018年、 2019年にも来日している。本書『レベティコ-雑草の歌』はダヴィッド・プリュドムが自分自身の一部だと語る自信作。 訳:原 正人(はら まさと) 1974年静岡県生まれ。フランス語圏のマンガ“バンド・デシネ”を精力的に紹介する翻訳家。フレデリック・ペータース『青い薬』(青土社)、トニー・ヴァレント『ラディアン』(飛鳥新社)、ジャン・レニョ&エミール・ブラヴォ『ぼくのママはアメリカにいるんだ』(本の雑誌社)、オーレリアン・デュクードレ、メラニー・アラーグ『金正日の誕生日』(誠文堂新光社)、アレックス・アリス『星々の城』(双葉社)、バスティアン・ヴィヴェス『年上のひと』(リイド社)など訳書多数。監修に『はじめての人のためのバンド・デシネ徹底ガイド』(玄光社)がある。本書『レベティコ-雑草の歌』とともに立ち上がるサウザンコミックスでは編集主幹を努める。 《書籍の詳細について》 http://thousandsofbooks.jp/project/rebetiko/ 《この書籍について》 書名:レベティコ ー雑草の歌 著:ダヴィッド・プリュドム 訳:原 正人 発行:2020年10月 ジャンル:外国文学/コミック 仕様:A4変形判/108ページ ISBN:978-4-909125-24-8
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【書籍】ZENOBIA ゼノビア
¥2,530
【 試し読み公開中:https://hanmoto5.tameshiyo.me/9784909125132 】 小さな村の少女アミーナのもとにもシリア内戦の影は刻々と近づきつつあった。戦火を逃れるためアミーナはボートで国を脱出しようと試みるが、荒波に襲われ船は転覆してしまう。 暗く深い海の中、アミーナは村での出来事を思い出すーお母さんとかくれんぼで遊んだこと、ドルマというぶどうの葉っぱでつくる料理を一緒に作ったこと。おじさんと船に乗り込むまでの旅路。そしてシリアの女王ゼノビアのこと。強い意思をもつゼノビアは当時の帝国ローマにも屈しなかった。アミナがくじけそうになった時、お母さんは よく「ゼノビア」のように強くなりなさい」と元気付けてくれたのだ。。。 子どもの目線で描かれた不条理な現実。 繊細なイラストと言葉で紡がれたこの本のメッセージは、国境を超え、あらゆる世代の心に 戦争の意味を投げかける。 《著者・訳者プロフィール》 文 Morten Dürr(モーテン・デュアー) 1968年生まれ。これまでに数々の賞を受賞し、56冊の著書は18カ国で出版されている。またデンマークの文化省より優秀な作家にのみ付与される助成金を獲得。コペンハーゲン大学で 映画とメディアを勉強した後、ロンドン大学 大学院でラジオとメディアを学ぶ。現在2人の娘とともにコペンハーゲンに在住。 絵 Lars Horneman(ラース・ホーネマン) 1966年、デンマーク生まれ。これまでに100冊以上の本のイラストを手がけ、本作品ゼノビアでは、デンマーク文化省からイラストレータープライズを受賞。 訳 荒木美弥子(あらき・みやこ) ロンドン大学ゴールドスミスカレッジ メディア学修士課程修了。会社員、二児の母としてすごす毎日の隙間を縫って、リトルプレスによる個性的な本を世に広めるべくLITOBOOKSという名で活動中。 《書籍の詳細について》 http://thousandsofbooks.jp/project/zenobia/ 《書籍のお届けについて》 ご注文が確定してから3営業日以内に発送します。 《この書籍について》 書名:ZENOBIA ゼノビア 文:Morten Dürr(モーテン・デュアー) 絵:Lars Horneman(ラース・ホーネマン) 翻訳:荒木美弥子 発行:株式会社サウザンブックス社 発行年:2019年 ISBN:978-4-909125-13-2
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【電子書籍】ZENOBIA ゼノビア
¥2,200
【 試し読み公開中:https://hanmoto5.tameshiyo.me/9784909125132 】 《電子書籍のお届けについて》 PDFファイルでの納品となります。 購入された方には電子書籍ダウンロード用のリンクをメールでお送りいたします。リンクをクリックすると画像認証のページが立ち上がりますので、画像に表示されている文字をフォームに入力し、ファイルをダウンロードしてください。 メールはご注文が確定してから3営業日以内にお送りします。 《電子書籍の読み方について》 当サイトで販売している電子書籍ファイルは、パソコンやスマートフォン、電子書籍専用端末などお好きな端末の電子書籍リーダーアプリでご覧いただけます。 くわしい電子書籍の読み方についてはこちらをご覧ください。 http://thousandsofbooks.jp/faq/#ebook 小さな村の少女アミーナのもとにもシリア内戦の影は刻々と近づきつつあった。戦火を逃れるためアミーナはボートで国を脱出しようと試みるが、荒波に襲われ船は転覆してしまう。 暗く深い海の中、アミーナは村での出来事を思い出すーお母さんとかくれんぼで遊んだこと、ドルマというぶどうの葉っぱでつくる料理を一緒に作ったこと。おじさんと船に乗り込むまでの旅路。そしてシリアの女王ゼノビアのこと。強い意思をもつゼノビアは当時の帝国ローマにも屈しなかった。アミナがくじけそうになった時、お母さんは よく「ゼノビア」のように強くなりなさい」と元気付けてくれたのだ。。。 子どもの目線で描かれた不条理な現実。 繊細なイラストと言葉で紡がれたこの本のメッセージは、国境を超え、あらゆる世代の心に 戦争の意味を投げかける。 《著者・訳者プロフィール》 文 Morten Dürr(モーテン・デュアー) 1968年生まれ。これまでに数々の賞を受賞し、56冊の著書は18カ国で出版されている。またデンマークの文化省より優秀な作家にのみ付与される助成金を獲得。コペンハーゲン大学で 映画とメディアを勉強した後、ロンドン大学 大学院でラジオとメディアを学ぶ。現在2人の娘とともにコペンハーゲンに在住。 絵 Lars Horneman(ラース・ホーネマン) 1966年、デンマーク生まれ。これまでに100冊以上の本のイラストを手がけ、本作品ゼノビアでは、デンマーク文化省からイラストレータープライズを受賞。 訳 荒木美弥子(あらき・みやこ) ロンドン大学ゴールドスミスカレッジ メディア学修士課程修了。会社員、二児の母としてすごす毎日の隙間を縫って、リトルプレスによる個性的な本を世に広めるべくLITOBOOKSという名で活動中。 《書籍の詳細について》 http://thousandsofbooks.jp/project/zenobia/ 《この書籍について》 書名:ZENOBIA ゼノビア 文:Morten Dürr(モーテン・デュアー) 絵:Lars Horneman(ラース・ホーネマン) 翻訳:荒木美弥子 発行:株式会社サウザンブックス社 発行年:2019年 ISBN:978-4-909125-13-2